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女神のみすまる 神社・聖地探訪録

Annaの訪れた土地の忘備録に

猪苗代湖(福島県会津若松市・郡山市・耶麻郡)

福島県会津若松市郡山市耶麻郡猪苗代町
北緯37度29分 東経140度06分
面積:
103.3 km² 水面標高: 514 m

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<概要>

猪苗代湖(いなわしろこ)は、福島県会津若松市郡山市耶麻郡猪苗代町にまたがる、日本で4番目に広い湖である。福島県のほぼ中央に位置する。面積は琵琶湖、霞ヶ浦サロマ湖に次いで日本第4位で、福島県最大。また、湖面の標高514mは、全国でも有数の標高の高い湖であり、磐梯朝日国立公園に属する。
30万年前ごろまでに陥没により猪苗代盆地ができ、原猪苗代湖といえるような湖水が形成された。その後7~8万年前ごろ流出河川に火山性泥流が大量に堆積し出口がふさがれ湖水位が上昇し湖面が広くなったが、3万年前ごろから流出河川の侵食により湖水位が低下し、現在の猪苗代湖の形になったといわれている。
縄文時代中期から後期にかけては、現在よりも湖の水位が低かったと考えられ、湖北部の沖においてこの時期の土器などの出土が見られる。
wikipediaなどより抜粋)

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<イナワシロの由来>

磐椅明神が昔、野猪に苗代を耕作させ田圃を作らせたの猪(イ)+苗代(ナワシロ)でそう呼ぶようになったという説。(参照:猪苗代の由来 (スーちゃんの妖怪通信様より)アイヌ語で、猪苗代(いなわしろ)=イナウ(神を祀る幣)ア(ある)ウシュ(たくさん)オロ(場所)=幣がたくさん立ててある場所という意味の説などがあるようですが、はっきりとしたことは分かっていないようです。

ヤマトタケル伊吹山で出会った白猪の話にもあるように、古代の人々の共通イメージの中で、猪は山の神の使いだったように見受けられます。
なので、猪に田圃を作らせた話はとても興味深いのだけれども、アイヌ語説のイナウが沢山立ててある場所というのも個人的に好きだったりします。笑
イナウが湖畔に立ち並ぶ姿は、ここの風土にとてもよく似合う気がするのです。
 
ご神体山である磐梯山とそれを映す猪苗代湖
長くこの地に住み、磐梯山猪苗代湖も見慣れた私ではありますが、それでも湖畔に佇み、磐梯山を見上げた時に、自然のエネルギーの偉大さにはただ涙が流れるような思いがします。歴史にも残らない時代から、ここに住んだ人々は、地の利だけでない偉大なる何かを感じていたからこの地に根を張ったのではないかな、と。

そんな古代の情景に、イナウが風にそよぐ姿を妄想したら、ぴたりとはまる気がしました。風に揺れるイナウは稲穂にも似ている気がしないでもない(笑)ほんと、妄想ですけどね。

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磐梯山(火)と猪苗代湖(水)>

火と水の組み合わせ、そのエネルギーに対する信仰というのはとても原始的な感じがします。ご神体山(火山)と湖のセットはまさにそれそのもの。
太陽神の天照主大神とその荒御魂であると言われる水の女神の瀬織津姫の表と裏。
先日訪れた神奈川の勝坂遺跡の傍(敷地内と言ってもいい)に奥宮のある有鹿神社のご祭神は、太陽神(火)有鹿比古(あるかひこ)と水の女神有鹿比女(あるかひめ)でした。
また東大寺二月堂の修二会にも見られるような火と水のまつりは、ゾロアスター教に起原を求める説がありますが、そういった古代の神々や自然そのものへの信仰が後の代に、神道として体系づけられ、大陸から入ってきた仏教やその他の信仰(ゾロアスター教含む)と融合していったのではないかなと考えます。
人間の歴史が始まってから今の今まで、私たちはルーツが何であったかを忘れさせるぐらいには文化や宗教を交差し融合させてきたわけで、けれども、その実、根源的なものはひとつだったりするから、いくらフィルターを通してもどこかで通じているのだと、私はそう思います。

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<幻想:女王のネットワーク>
太古は母権の世界であった。卑弥呼をはじめ、奴奈川姫や名草戸辺など、女性のリーダーとその女酋が率いる集団が各地に穏やかに暮らしていたことと思う。
それは歴史にも残らないような時代から、連綿と繋がってきたものだろう。
いわゆる、レムリア・アトランティスと呼ばれるような超古代の日本の、この猪苗代湖周辺にもそういった一族と女王がいた。彼女たちは様々な神々と交信しながら暮らしていた。

日本列島の縦軸に霊山と呼ばれるような火山とその火山の噴火で出来た湖が並んでいる。
十和田湖中禅寺湖諏訪湖、琵琶湖…etc それぞれそこに住まう人々がおり、同じように女性がリーダーであった。それぞれの湖は独自のネットワークで繋がっていて、それぞれの土地と一族、エネルギーは繋がっていたのだ。そのネットワーク、そして女王と一族も時代が下るにつれ、父権制の時代へ移行してゆく。彼女たちとその時代の事は忘れ去られ、そして時代の記憶の彼方へ消えて行った。