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女神のみすまる 神社・聖地探訪録

Annaの訪れた土地の忘備録に

式内社 石井神社(新潟県新発田市)

磐座 神社 新潟県 新潟県新発田市 甲信越


北緯37度55分58秒 東経139度21分30秒

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祭神 :倉稻魂命(別記に石井主命、大彦命ともあり)
創建 : 創建年代不詳
※麓の岩井山白蓮寺の創建は大同二年(807年)慈覚大師によるとの伝承。
祭礼: 4月18日

 

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 <ご由緒・歴史>

石井神社(いわいじんじゃ)は周辺が奇岩や大岩が重畳として山頂の拝殿前に清水の湧く井戸(現在は枯渇)があったことから石の井戸がある神社として、「石井神社」になったと伝えられており、またこの山を岩井戸山と呼んでいる。延喜式(913年代作成)の越後五十六座に石井神社も収録されているので、約1074年以前にはすでに五十公野山々麓に集落が構成されていたことを証明するものである。
(神社由緒書きより)

 かつて山頂の拝殿前に、井戸があったことから「石の井戸がある神社」、縮めて石井神社とよばれるように。井戸は、龍の化身の望みに応え、大師が読経したお礼に龍が作ったもの。また胎内もぐりの洞窟といわれた大きな穴のある巨岩があり、凹みは弁慶の足跡と伝えられている。祀られているのは米の神である倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。『延喜式』に記される式内社でもある。
(いじみの散策まっぷ 新発田市歩くまちづくり推進協議会発行)

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↑洞窟内部

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↑山頂のお社脇にあるこれが枯れてしまったという井戸でしょうか?

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↑古赤色土の鉄分の多い地質

阿賀野新発田方面に出かける予定があり、石井神社の名前に惹かれ立ち寄りました。
低山ながら想像以上に迫力のある巨岩の数々が参道途中に沢山あり、その存在感に圧倒されました。特に中腹に切り立つ巨岩(上記で胎内くぐりと紹介されている岩かと)の佇まいは圧巻で、内部が洞窟状になっており、とても神秘的です。洞窟内を数メートル掘った場所から土師器が出土したという記事も拝見したので、古来からの聖地だったのではないでしょうか。山の土は赤茶色をしており粘土質。巨岩も赤く、ところどころ黒ずんでいるのは鉄分が多いせいでしょうか。新発田市のこのあたり~五十公野(いじみの)丘陵は、古赤色土という更新世?の温暖期に海中で形成されたマグネシウムや鉄分を多く含む地質だそうです。

また、五十公野(いじみの)という言葉の由来については、角川地名大辞典などでは下記のようになっているようだけれども、もっと「音」的な意味合いもあるのではないかと感じています。

古訓はイキミノであるという。地名の由来について「五十公野村々是」は、上杉謙信の臣井地峰導恕斎(五十公野道如斎)にちなむとも、峰が五十あり五十峰と称したのを改め五十公野としたともいう。また菅井真澄の「高志栞」によれば、五条道兼が当地の竜昌寺で没する際、当地を五条公野と呼ぶよう遺言したが、訛って条が十になったともいう。~角川日本地名大辞典